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10月2日~10月4日 A Coruña

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10月2日 Valladolid~A Coruña

バスターミナル風景

今日は、ラ・コルーニャへ移動する日。朝、(夫)がラ・コルーニャのホテルを電話で予約。バリャドリッドからさらに北で、海沿いなので、用心のため薄手のセーターを購入する。

ホテルを12:00ちょっと前にチェックアウト。そのままスーツケースを預けて昼食がてら町へ。ちょっとよさそうなランチのある店に、お昼は何時からか訪ねると、13:15からとのこと。近くをふらふらして時間をつぶし、さらに「メヒジョン」でビールとファンタオレンジ、ムール貝に、タマネギ・ピーマンのみじん切りを酢で和えたソースがかかったものを食べる。13:15になり、昼食を取りにお店へ。(夫)アスパラガス(ホワイト)、メルルーサのローマ風(ムニエル)、チーズトルテ(というか、プリンみたいなの)、(妻)エビ入りサラダ(サウザンアイランドドレッシング)、サーモンのマリネラソース、チーズトルテ。とても美味しかった

峠越えの風景

14:00過ぎにホテルに戻り、タクシーでバスターミナルへ。14:45発のバスに乗る。途中、15分の停車があった他は、ずっと座りっぱなしだったが、車窓からの景色が面白く、飽きない。スペインの真ん中あたりの赤茶けた風景から、どんどん緑が多くなっていく様子が面白かった。日本とは違い、一人の運転手がほぼ全行程を運転。でも、なぜか途中20分間だけ、他の人が運転していた。

21:30、ラ・コルーニャに到着。予定のバスターミナルではなく、「小鳥の泉」というところについたらしい。近くに待っていたタクシーで、予約していたHotel Riazorへ。ここは、赤ミシュランで「景色の良いホテル」とされていたところ。最初予約の手違いで裏側の部屋に入れられそうになったが、キチンと予約していたことが分かり、海側の部屋へ。目の前が砂浜の、とても良い部屋で満足。とりあえず荷物を置いて食事を取りに外へ。歩き回って"CHADA CHAPÓ"という店に入る。飲み物のほか、サラダとオムレツを頼む。来てビックリ。大皿いっぱいのサラダと、20cm四方の大きさのオムレツ。2人して一生懸命食べて、大満足でホテルに帰る。

ずっと座っていたのに疲れたようで、歯だけ磨いて就寝。

10月3日 A Coruña

ホテルからヘラクレスの塔方面を狙って

朝9:00起床。朝食を取りに外へ出る途中、フロントへ寄って今日も泊まれるかどうか聞く(昨日の段階ではダメと言われていたので)。無事連泊できることになったがさらに明日も泊まれるかどうかは明日また聞かなければいけないそうだ。朝食は海岸通り沿いにある"Aroma"という店。ベーコンのボカディージョと、トルティージャを食べる。朝食後、またホテルに戻り、部屋で洗濯してから外に出る。外は寒そうだったので、しっかり防寒態勢を整えて出る。

11:00ごろ、海岸沿いにずっと歩いて、「ヘラクレスの塔(灯台)」へ。途中12:00過ぎごろ歩き疲れてBarへ。「海の花」というところ。その後ヘラクレスの塔へ行き、周りを一通り見る。中は、階段で上に上がれるようになっていたが、入場料を払わなければならない上、(妻)が上りきれるかどうか怪しかったので、入らなかった。帰る途中、「海の花」でランチ。定食ではなく、単品で頼む。サラダを2つと、タコのガリシア風、ピーマン(ししとう)。タコのガリシア風は、今までBarでも群を抜いて高価(と言っても1,000ptsぐらい)だったので、頼むのを躊躇していたのだが、海沿いに来たので奮発。タコのスライスに、オリーブオイルとパプリカがかかった暖かい皿で、とても柔らかくて美味しかった。「ピミエントス」というのはピーマンのことなのだが、出てきたのは大小取り混ぜたシシトウの素揚げに塩を振ったもの。日本のと同じく、時々辛いものがある。

ラ・コルーニャに来てからパンが美味しい。外側カリッ、内側シットリのもので、バヤドリッドによくあった、外側ガッチリ、内側ボソボソとはだいぶ違う。

水族館チケット

その後、途中にあった水族館へ。子供向きに、顕微鏡でプランクトンを見せたり、海流を電気で説明したり、いろんな仕掛けがあり楽しく見学した。外に出てまた疲れたのでBarへ。ホテルに戻ったのが16:30ごろ。窓を開けて、外を眺めたり、日記を書いたり。

20:00ごろからウトウトして、目が覚めたのが22:10。ホテルにあった、ラ・コルーニャの食事処案内で見つけた魚介料理の店"SUSO-2"へ。2人用魚介の盛り合わせとワインを注文。盛り合わせの中味は、小エビの塩茹で、シャコの茹でたの、"ネコラ"というカニ、毛ガニの小さいのを茹でたの(カニ味噌は別にソースで和えてあった)、ペルセベス(烏帽子貝)の茹でたの、で、ものすごい量。改めて他の料理を頼まなくて良かったと思った。でも、スペイン人の男性2人組みは、同じものにポテトフライも付けていたし、1人で来ていた男の人は、多分2人用と同じ量の盛り合わせを平らげた上、デザートを食べていた。味の方は、美味しいのは美味しいんだけど、量がすごいのと、全部塩味なので、(妻)途中でリタイヤ。残りを(夫)1人で平らげる。食後、口直しにコーヒーを頼む。出てきたのはネスカフェ。食べ終わって外に出ると24:00過ぎ。ホテルに帰って1:00ごろまで、食休みがてら海を眺める。それからお風呂に入り、2:00過ぎ就寝。

suso-2の魚介盛り合わせ

10月4日 A Coruña

マリア・ピタ広場

朝8:00ごろ目が覚めて外を見ると、まだまっ暗。8:30ごろ、やっと白んできた。9:00ごろホテルのフロントへ行って今日も泊まれるか聞いてみるが、一杯とのこと。朝食&ホテル探しに街へ出る。市の中心部に向かって歩いていくうちにインフォメーションを発見。次の目的地、サンティアゴへの行き方など情報収集。マリア・ピタ広場(左写真)近くの、ミシュランに載っていたオスタル「アルボラン」へ行き、今日の宿をゲット。今のホテルに比べると(今は三ツ星ホテル)だいぶ格は下がるが、思ったよりキチンとしている感じ(二ツ星ほオスタル・レジデンシア)。ほっとして、ホテル・リアソルへ戻る途中のカフェテリアで朝食。2人ともカフェ・コン・レチェとチュロス。この町のチュロスには砂糖がかかっている。2人分で540ptsと結構高かった。ホテルに戻り、荷造りをして一休み。今日は海岸を散歩しようと思っていたのだが、霧雨が降っている。ホテルに戻ってくる途中、スペインの100ptsショップに寄った。でも、店内には100ptsだけでなく、300pts、600ptsなどの商品が。「100pts単位ショップ」だった。

サン・アントン城

11:45ごろホテルをチェックアウト。タクシーで次のホテル(オスタル)に向かう。ホテルで荷解きをして、サンティアゴのホテルを電話で予約してから昼食に出る。ホテルの裏道を歩いていったところにある店でメヌー・デル・ディア(1,200pts/人)。(夫)ガリシア風スープ、パエリャ、(妻)ポテトサラダ、バエリャを食べる。美味しかったがすごい量で、デザートをコーヒーに代えてもらった。ここもネスカフェの味。食休み&昼寝にホテルに帰ったのが14:30ごろ。一休みして目が覚めると17:10ごろ。街歩きに外へ出るが、相変わらずの霧雨。とりあえずサン・アントンの城砦を目指して歩くが、途中で断念。でも、岸壁のところで野良猫たち発見。すごく色ツヤの良い猫たちだった。

猫 猫たち

港町

市の中心を経由して、岸壁と反対側の海岸へ。途中、スーパーを発見。雨宿りがてらお買い物。ワインが1本200~300ptsくらいから。シャンパンなども格安。入り口のところに物乞いが立っていた。私達はちょっと遠回りして通ったが、結構みんなお金をあげていた。雨も小降りになったので、海岸へ。砂浜へ下りて岩のところでしばらく海を眺める。19:00過ぎたので市街地へ戻る。かなり人が出て来た。途中のブティックなどを冷やかしたり、本屋や文房具屋へ入ったりする。やっぱり物乞いが多い。海岸沿いには全然いなかったのに。20:30ごろ"Sidreria"に入る。シードル、トルティージャ(ジャガイモ)、Pulpo al cacheros(ガリシア風タコの下にポテトが敷いてある)を食べる。トルティージャはtapaで頼んだのに、真ん丸の1/4も出てきた。シードルは初めて飲んだが、日本のものと違い、かなり酸っぱい。自家製らしく、ボトルはノーラベル、オリが浮かんでいる。頼みはしなかったが、デザートにアップルパイのアイスクリーム添えがあった。イギリスっぽいものがかなり入っているみたい。コーヒーも薄いし...。

夕食前の散策で駄菓子屋に入り、ガム、チョコ、ヒマワリの種を買う。部屋に戻ったのは21:30ごろ。これからスーパーで買ったミカンを食べて寝るつもり。

前のホテルにあった、ガリシア地方の観光案内のパンフ(英語・スペイン語併記版)を見ていてビックリ。夫婦で「"Casa del Hombre"(男の館)って何だろう?」と頭をひねっていた建物は、"Museum of Humankind"(人類博物館)だった。結構面白そうな展示物があるらしい。う~ん。明日行こうかどうしようか? 【結局行けずじまいでした。次の機会に】

おまけ1:犬の散歩多い。

海岸沿いに砂浜があるせいでしょうか。犬の散歩をする人たちがたくさんいます。犬種も大から小まで、さまざまです。みんなリードなしでも行儀よく散歩しています。また、その辺に犬のフンをさせてほったらかし、ということも少ない様子でした。昔、Oviedoの高級住宅街が、素晴らしい景色だけれど街路樹がフンだらけで悪臭を放っていたのとは対照的でした。

犬たち

おまけ2:王冠・ホタテ・ドクロ・灯台

市の紋章

市内のゴミ箱に、市の紋章が大きく描いてありました。特筆すべきは一番下にある「ドクロ」ですね。由来をご存知の方は教えてください。


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