スペインを列車で移動するのと、高速バスで移動するのには一長一短があります。
高速バスのいいところとして、
ということが言えそうです。これに対し、列車のいいところは、
ことでしょうか。特に海岸沿いを走る列車かの車窓は最高ですね。Santiago ~ Vigo間は良かったなぁ。リアス式の入り江に沿って列車が走りますので、外を見ていて飽きませんでした。
出発地と目的地が決まっているのであれば、スペイン国鉄「RENFE(レンフェ)」が便利です。こんなことを言うとRENFEに失礼なのですが、こんなに便利に使えるとは思いませんでした。詳細な時刻表や料金、オンラインチケット予約まで行える上、駅ごとの詳細情報も見られます。
その前に、スペインには4種類の列車がありますので、紹介しておきます。それぞれロゴが異なり、列車の車体にもペイントされています。
ガリシア地方の路線図については、RENFE提供の地図があります。
RENFEとは別に、北部沿岸には、FEVE(フェベ)が走っています。バスク地方のBibaoからガリシア地方のFerrolまで、ビスケー湾に沿った路線があります。Oviedo ~ Ferrol線だけでもはたっぷり6時間かかります。
乗ってみたいなぁ。昔、「鹿島臨海鉄道」という名に惹かれてそれに乗ったけど、全然海が見れなくてガッカリした思い出があります。FEVEはどうかなぁ?
また、5月から10月にかけては、Transcantábrico(トランスカンタブリコ)という豪華列車がSantiago ~ Bilbao ~ Leónを7泊8日で運行されています。2人用スイートが運賃・宿泊・食事・観光・ガイド等々何でも込みで4,000Euroです。老後の楽しみに取っておこう。
窓口で買うか、自動券売機で買うかになるでしょう。RENFEのホームページからオンラインで買えますが、実際に買った経験がないので紹介できません(前述の本に詳細が載っていますの)。近郊都市への旅行では自動券売機でも十分ですが、遠出するなら前日にでも窓口でチケットを買っておくと良いでしょう。
スペインの駅には改札口がありませんので、切符を買ったらプラットフォームに出てしまって大丈夫です。そもそも自動券売機の場合はプラットフォームに出ないと切符が買えなかったりもします。
列車にもよるのでしょうが、座席はなかなか広いです。右の写真は赤いのがスーツケースです。腰掛けた膝と前の座席の間に入れたらスッポリ入っていました。
スペインの車窓がDVDで見られます。が、ガリシアはカスリもしません。
世界の車窓から スペイン鉄道の旅 - マドリッド発バルセロナ、夏の地中海紀行 - (DVD:テレビ朝日:2004)
おすすめの一冊
地球の歩き方BY TRAIN スペイン&ポルトガル鉄道の旅 (ダイヤモンド・ビッグ社:2004)ガリシア地方は、Santiago de CompostelaとVigoの紹介があります。スペイン・ポルトガルの電車の利用の仕方全般について詳細な説明が載っていますので、ぶっつけ本番だと不安だ、という方には非常に心強いマニュアルです。