ガリシア州ので使われているのは「スペイン語」と「ガリシア語」です。ともに公用語で、ガリシア人口の約90%がガリシア語を話します。元はポルトガル語・スペイン語(カスティーリャ語)と同源の言葉です。ガリシア語の学習は、バスク好きがバスク語を学習するのに比べれば、非常に敷居が低いと言えましょう。
では、ガリシアではガリシア語で話さないといけないのでしょうか?
それともガリシア語なんて実のところ年寄りしか話さない言葉に成り果てているのでしょうか?
ガリシア語を... | 聞いて分かる | 話せる | 読める | 書ける |
---|---|---|---|---|
よく | 80.95 | 67.69 | 57.97 | 28.14 |
かなり | 16.25 | 21.70 | 27.82 | 25.10 |
あまり・全然 | 2.80 | 10.61 | 14.20 | 46.76 |
普段使うのは... | 話すとき | 書くとき |
---|---|---|
ガリシア語だけ | 42.62 | 14.41 |
どちらかと言えばガリシア語 | 18.38 | |
どちらかと言えばカスティーリャ語 | 18.72 | 84.86 |
カスティーリャ語だけ | 19.75 | |
他の言語 | 0.53 | 0.73 |
結論・・・どっちでもOK。スペイン語でも構わないし、せっかくだからガリシア語をマスターしてもよし。
しかしながら、日本にいてガリシア語を学習するには多大な困難を伴います。教えている語学学校も、大学もありません。ガリシア語に関する図書としては、大学書林から専門書が数種類出ていますが、いずれも1冊4,000円前後でお高く、内容もアカデミック(悪く言えば気が利いていない)ので、ガリシア語を最初のステップとするのは見送らざるを得ません。
一番現実的なのは、『スペイン語(あるいはポルトガル語)を学んだ後に、ガリシア語に手を出してみる』作戦のようです。
じゃあ、スペイン語が上手になったら、スペインの書店「本の家(Casa del libro)」の検索窓に"lingua galega"とか入力して、探してみよう。ちなみにCasa del Libroは、日本への配達もしてくれます。
さて、オイラも勉強するとするか、って訳でこのコンテンツは私の学習内容が広がるにつれ増えていきます(爆)