スペイン半島の北西部(左上のほう)に、「ガリシア」と呼ばれる地方(自治州)があります。
日本ではあまり紹介されることのない地方ですし、紹介されるとしても、
「主だった工業もなく、地味も乏しく、大消費地からもはずれ、伝統的に半農半漁の貧しい地方である」 「ガリシアの輸出品は牛と人」 「典型的な過疎・後進地域」 (「現代スペイン情報ハンドブック」)
とも言われる始末です。ダメダメじゃん。
確かに他の地方に比べると面白みに欠ける地域かもしれません。パエーリャ食べないし、建築にはアラブの風情なんてないし、風車もないし、ヒマワリ畑もないし、博物館とかいくとキリストの絵と彫刻ばっかりだし・・・。
でも、一風変わったスペインが見られるとってもいいところです。ケルトの薫り漂います。なんて言えばいいんだろう、しっとりしています。
「豊かな緑におおわれ、起伏のある風景は、概してスペインを特徴づけている『乾いた国』のイメージとは対照的で、これが同じスペインかと目を疑うほど」 「穏やかな景色はどこか日本を思い起こさせるところがあり」 「性格は開放的で、すべてを自然のままにまかせるという生き方が一般的」 (スペイン政府観光局)
その良さをちょっとずつ紹介できたらいいなぁ、とそんなつもりでネタを増やしていきます。メニューはまだスカスカだね。これから増やすからね。
ときどきガリシア以外のスペインねたも出てきますが、ご愛嬌。